この本を読むと自分がまだまだ未熟であることを痛感させられる。
世の中に溢れている事業成功を謳っている大半の情報は、この本を読んでみると虚像に過ぎないことを知ると思う。
最近はカバンにこの本を入れて、自分が経営者としてどういった振る舞いや行動をすべきかを戒めるために読んでいる。
それぐらい、この本には経営者が持つべきスタンスやスキルに関する情報があると思う。
特に柳井さんの毎年1月1日に全社員向けに配信される文章はとても素晴らしい。
自分も管理職のときには定期的にメンバーに向けてメッセージを送っていたので、文章を作ることにどれだけエネルギーをかけているか想像がつく。
一言一句神経を尖らせないと、ミスリードを誘発してしまうリスクがあるし、何を伝えたいのかを明確にしないと腑抜けた文章になる。
メンバー向けの文章を書いては何度も訂正し、直前になって現場の空気感から、文章の体裁を変えてみたりしていたなと。
読んでて単に凄いなーではとどまらず、大変恐れ多いが、柳井さんの考えや行為に対して、今の自分も近しいことをしていたことがわかって、とても嬉しかった。
自分が考える・振る舞う方向性が間違っていないという確信も得られた、という意味ではこの本を読んで本当に良かったように思う。
もっと血肉化できるよう継続的に読んでいきたいと思います。
オススメです。