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Stats of My Life(おいしい人生を味わうために、コツコツとチャレンジしたことを書くブログ)

How Google Works(著者:エリック・シュミット、ジョアナサン・ローゼンバーグ 2022年81冊目)  時間:27分 #歴史

 

 

非常に面白く、内容はいわゆるGoogle経営本に近いですが熟読してしまいました。

私にとっては学びが非常に多く、何度も読み直す本になりそうです。

 

・成功している大企業は例外なく、次の点から出発している

 ・問題をまったく新しい方法で解決する

 ・その解決方法を生かして急速に成長・拡大する

 ・成功最大の要因はプロダクトである

 

字面だけみてしまえば上記当たり前のような感覚に陥りやすいですが、"実現できる"環境・人材・制度を整えているGoogleのスゴさを改めて感じました。

 

当時のグーグルには、しっかり考え抜かれた戦略的基礎はあったものの、きちんと明文化されていなかった。インクが乾くよりも早く陳腐化してしまうような従来型の事業計画をまとめようとしたのだ。

 

私が昨今の事業計画書で気になっていたことが↑回答にありました。

 

事業計画書に意味がないとは言わないですが、その作成や準備に時間をかけている会社は時代の変化に追いつけないような感覚があります。

 

・社員を窮屈な場所に押し込めよ

・仕事も食事も生活も共にする

・散らかっているのはいいことだ

・組織再編は1日で済ませる

・市場調査ではなく、技術的アイデアに賭ける

・情熱のある人間は情熱を口にしない

・斬新な発想は多様性から生まれる

上記からGoogleは設立当初は大学で研究に没頭していた雰囲気を作ろうとしていたのかなって感じます。技術あるプロダクトが最優先・最重要事項であることを再認識しました。

 

・優れたプロダクトはどれも技術的要因(個性もあった)によって成功を収めていた

ライバルの動向へのこだわりは、汎用さへの悪循環につながる

・真似ばかりしていると、今度はリスクをとることに慎重になり、インパクトの小さな漸次的変化しかおこせない

 

模倣からは尖った技術は生まれないと理解しました。

 

他、本を読んで刺さった文章を下記記載しました。

・在職期間が長いとか、社内の職位が高いといった人ばかりを集めるのではなく、最高のスマート・クリエイティブを集める

・野心、意欲、チーム重視とサービス重視の姿勢、傾聴・コミュニケーション能力、

行動力、優秀さ、対人能力、独創性、誠実さ

・CEOの仕事はコアビジネスについて考えることだけでなく、未来について考えること

・企業が潰れるのは、たいてい自分たちがやってきたことにあぐらをかき、漸進的変化しか生み出さないためだ。

・従業員はどれだけの自由を手にしているだろう。本当にイノベーティブな人材は、職位の高さに限らず、自分のアイデアを追求する自由を与えられているだろうか

・新プロダクトに関する決定は、利益ではなく、プロダクトの優位性にもとづいて行われているだろうか?

・アップルもグーグルも伝統的な市場調査を当てにせず、消費者がほしがるものは自らの力で作り出そうとする。自らのビジョンが正しいと確信している。

イノベーションとは、「斬新で劇的に有用なアイデアを生み出し、実行に移すこと」

顧客に要求通りのモノを提供するのは、革新的とは言わない

・大きな挑戦は、大きな才能を持つ人材を引きつける。大きな課題ととびきり優秀でスキルの高い人材には共生関係がある

・課題に対してスキルが低ければ、不安が生じる。逆に課題が取るに足りないものだと、退屈を感じる

 

腹落ちできるまで時間かかるかもですが、しっかり読んでいきたい本です。

オススメです。