遊牧民を中心とした世界史の説明は新鮮でした。
個人的にはクビライ・カーンに興味があったのでそれに関係する説明があったのは良かったです。
遊牧民自身が歴史を著述した史料は少ないため、周辺国(中国や中東)の史料から推察することが多いこと。また、そういった史料は自国優位性が高く事実ではなく、評価が含まれていることに警鐘を鳴らしていました。
個人的には、事実を事実として書くことは難しいと思うので、ある程度の脚色や誇張された部分を私達が受け取ってしまうのは致し方ない部分もあるかも?と思いました。
もちろん、事実ではない情報によって、例えば国家間で重大な意思決定がされるような事態はNGですが。