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Stats of My Life(おいしい人生を味わうために、コツコツとチャレンジしたことを書くブログ)

2019年まとめ_今年読んで良かった本13冊紹介します

はじめに

 

今年もあと10日ほどで終わりますね。あっという間の1年でした。

 

ざっくり今年1年振り返ると仕事は今まで以上に量が増えたし、質も上がりました。成長意欲は高い方なので全然ウェルカムなので、余裕ができるまでは少し時間がかかりそうです。

 

プライベートでは前十字靭帯断裂という大怪我と手術がありました。1週間ほど入院していたので、本を読んだり勉強したり有意義に時間を過ごすことができました。12月からフットサルに復帰できて、本当に嬉しかったです。

 

元のパフォーマンスに戻るには時間がかかりますが、少しずつ戻していきたいです。

 

体調は今年一年を通してややベストで過ごす日が少なかったです。なので、体調管理シートをつけるようにしました。

 

zashii.hatenablog.com

食事・運動・睡眠の3つのログをとって改善していこうと思います。

 

メインの読書習慣ですが今年は例年以上に本をたくさん読みました。

 

とはいえ、これから紹介する本みたいに読後に読んだ本の内容が気になる、考えさせられる、頭から煙が出てくるような本の方が自分にとって収穫が大きく、たいてい分厚い(専門書に近い)本が多いことがわかりました。

 

来年は本の数よりも、専門的な本を中心にしっかり本と向き合いながら読んでいこうと思います。

 

では、今年読んで良かった本を紹介します。

 

1.大局観(著者:出口治明)」

 

大局観 (日経ビジネス人文庫)

大局観 (日経ビジネス人文庫)

 

 

今年は出口治明さんの本をほぼ読みました。本書でいう大局観とは

「東西南北のどの方向に行けば、その組織は生き残れるのかがわかる能力」

と定義しています。

 

そのためには、たくさんのインプット、アウトプットを作る必要があること。インプットにも縦(歴史)と横(他社&他国など)の観点を持って幅広く、そして深く学ぶ必要があります。

 

いくつになっても勉強が必要と感じると同時に、マクロ的な視点に立てるのが本書の素晴らしいところだと思います。

 

「大局観(著者:出口治明)」読みました。(2019年1冊目) - Third-gig

 

2.お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ(著者:糸井重里、邸永漢)

 

 

次のまえがきは特に刺さりました。

アメリカに範を求めて、株式上場やMBAを取ることや外資系に行くことで自分の不安を解消するようなことが流行っているが
「なんで俺、こんなに勉強したのに何でうまくいかないんだろう」
という人は多いのではないでしょうか?

おそらく、こうなるのは自分の中で指標を定めていないから周りの大きな流れに身を任せていれば、不安を解消できると勘違いしているからでしょう。

 

 

本書を読んで思ったことは、やっぱりきちんと勉強すること。思い立ったらすぐ行動すること。この2つを行いながら自分の人生の指標と判断基準をしっかりもつことが重要だと感じました。

 

お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ(著者:糸井重里、邸永漢)」読みました。(2019年47冊目) - Third-gig

 

3.日本の未来を考えよう(著者:出口治明)」

 

 

日本の未来を考えよう

日本の未来を考えよう

 

 

個人的には話題になった「FACTFULLNESS」も面白かったですが、日本の課題をこれほどまで網羅的にFACTと数値を使って整理した本はまだみたことがありません。

 

下記について興味がある方は一読をオススメします。

経済・借金・人口・カルチャー・政府と軍事力・治安・教育・国際競争・新しい産業・女性・インフラ編・環境・エネルギー

 

日本の未来を考えよう(著者:出口治明)」読みました。(2019年44冊目) - Third-gig

 

4.1万円起業(著:クリス・ギレボー)

 

 

1万円起業 文庫版

1万円起業 文庫版

 

 

出版されたのは2013年ですが、今の時期であればもっと多くの人に読まれていたかもしれない本かもしれないくらいいい本です。これからの時代で働くために一読はオススメしたい本です。

 

・貯金はいらない
・会社をやめる必要もない
・主婦の方でもできる。いや、むしろ向いているかもしれません
・年齢も問わない

 

そんな条件で始める「起業」の紹介本です。この本で1番伝えたいことは
「リスクはないんだからさっさとビジネス始めなさい」
だと思います。

 

2017年にも読んでいました。

 

「1万円起業」読みました。(2017年57冊目)I read "10,000 yen entrepreneur". (57th in 2017) - Third-gig

 

5.どこでも誰とでも働けるーー12の会社で学んだ”これから”の仕事と転職のルール(著者:尾原和啓)

 

どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから"の仕事と転職のルール

どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから"の仕事と転職のルール

 

 

著者が私が働いていた会社と一緒ということもあり、ほんの少しだけ思考性が似ているのかなと思いました。

 

「自分の名前で生きる勇気を持って、それを実現する。」

これが本書の要点であり、そのためのノウハウがたくさん書かれています。

 

刺さったのが、ハイパー性善説がグーグル成長の秘密と書かれていて

「人を疑うことさえコスト」というのが自身マネジメントの参考になりました。

・「自分はみなさんとは違う欲望原理で生きている」ということを、さりげなくアピールしておくと、社内でむやみに妬みを買うことはない

・ぼくはゲームのラスボスは意地悪なくらい強いほうがおもしろい
 ⇒強すぎるラスボスがぼくのことを好きになって、みんなで仲良く楽しめるようになるために、一生懸命裏技を探したり、何度もトライして攻略ルートを見つけることが楽しい

・会社を辞めるつもりはなくても転職活動は毎年する

・「いつでも辞められる」から最高のパフォーマンスを発揮できる

 

「どこでも誰とでも働けるーー12の会社で学んだ”これから”の仕事と転職のルール(著者:尾原和啓)」読みました。(2019年31冊目) - Third-gig

 

6.ダントツになりたいなら、「たったひとつの確実な技術」を教えよう(著者:エリック・ベルトランド・ラーセン)

 

 

「よい目標が決まると、不要なものが明確になる」

まさに至言だと思います。

 

どんな夢に向かうにせよ、目標は具体的かつ簡潔であるべきだ。さらに言うと、かっこよくあるべきだ。想像するだけで喜びに身震いするような。

 

 

身震いするようなっていうのがポイントですね。感情が紐付いていないとドライブかからないと感じ、共感が多かったです。

 

ダントツになりたいなら、「たったひとつの確実な技術」を教えよう(著者:エリック・ベルトランド・ラーセン)」読みました。(2019年39冊目) - Third-gig

 

7.リーダーを目指す人の心得(著者:コリン・パウエル)」 

リーダーを目指す人の心得

リーダーを目指す人の心得

 

今年はマネジメントやリーダシップについて考えることが多く本書からたくさん学びがありました。

 

「やってもできないかもしれないが、それでも、できると信じてやりはじめ、無理だという事実や分析が積み上がるまでやることが大事」

「名声に伴う影響力は有意義な目的に利用すること。自尊心を満足するために使ってはならない。言い換えると、地位は活用して善行をおこなうべきで自分の地位に酔ってはならない。」

「物事をなすのは組織ではない。物事をなすのは計画や制度ではない。物事をなせるのは、人だけだ。組織や計画、制度は、人を助けるかじゃまするか、である」

「どれほど優れた考えでも、それが優れているというだけで成功することはない」

「なにをする場合でも、前向きな姿勢で熱心におこなうこと。できない理由ばかりを探してはならない。同時に、悲観的な見方をする人や、根拠をもって反対意見を示してくれる人を遠ざけてもいけない。「やればできる」と「必ずできる」が違うことも忘れてはならない。後者を方針にすると、不可能なことをやろうとしかねない。楽観的であろうとはすべきだが、バカにはならないようにしなければならない」

「悲観論者は進歩を殺す。皮肉から生まれた帝国にすばらしい都市、パワフルな企業など、いったいいくつあるだろうか」

「自分の行為の原因を自分以外に求めたとき、それは理由ではなく言い訳になる」

「功績は皆で分けあい、非難はひとりで背負う。」

「私はいつも、プロ意識にあふれた最高水準の職場環境にしようと心がけてきた。どうしてもやらなければならない仕事があるときは、ぶっ通しで働くことを部下に要求する。だが、そこまでの必要がないときは普通の時間で仕事をやめ、まともな時間に帰宅して子どもと遊ぶ、家族や友人との時間を楽しむ、小説を読む、仕事を忘れる、いろいろなことを夢想して楽しむ、リフレッシュするなどすべきだと思う。職場以外の人生もなければならない。また、給与は仕事の質に対して払われるもので、仕事時間に対して払われるものではない。」

 

 

上記フレーズに響く方はおすすめです。

 

リーダーを目指す人の心得(著者:コリン・パウエル)」読みました。(2019年22冊目) - Third-gig


8.がんばらない成長論(著者:心屋仁之助)

 

がんばらない成長論(文庫版)

がんばらない成長論(文庫版)

  • 作者:心屋 仁之助
  • 出版社/メーカー: 学研プラス
  • 発売日: 2018/09/13
  • メディア: 単行本
 

 

成長しなければ、がんばらなければ、と思っている人は大半じゃないでしょうか?

 

私も昔、会社が求める人材になろうと(評価を得ようと)「成長しなければ病」にかかっていました。いろいろ勉強にはなったけど、「無理したがんばり」はしていたので心休まらない感じはしていました。

 

世の中には自分が楽しいと心から感じていることをして、生活している人がたくさんいることがわかってから、私自身もだいぶ変わったと思います。

 

「自分の人間的な魅力を後回しにして、すべて「がんばりが足りないから」とがんばりのせいにして、自分と他人を否定している」

 

 

自己肯定感が低いと本当、自分にも他人にもよくないですね。

ただ、

 

「ストイックにがんばってきた人よりも、ぼーっとしている人の方が安定した地位を得ている」

 

 

このフレーズでスポーツ選手のドキュメンタリーをみていると、ストイックというイメージがまだ私にはあるので、

 

「がんばらない成長論(著者:心屋仁之助)」読みました。(2019年25冊目) - Third-gig


9.リーダーの教養書(著者:出口治明楠木建他)

 

 

「品格とか教養といった言葉が好きではない。頻繁に品格や教養を言っている人ほど、品格や教養がないから」

この言葉は刺さりました。

 

自分の知的好奇心に従って、調べて・考えて・実践してみた結果、普遍的な知恵を習得できた---それを教養と呼ぶのであれば賛成です。

 

「リーダーの教養書(著者:出口治明・楠木建他)」読みました。(2019年3冊目) - Third-gig

 

10.哲学と宗教全史(著者:出口治明 2019年113冊目)

 

哲学と宗教全史

哲学と宗教全史

 

 

①「世界はどうしてできたのか、また世界は何でできているのか? 」
②「人間はどこからきてどこへ行くのか、何のために生きているのか?」

 

この2つを考え抜いた哲学者・宗教家の解説本です。読み応え十分で、私はヘーゲル弁証法あたりが面白かったです。

 

ブッダはこんなことを考えていたんだな。インドは仏教じゃなくてヒンズー教が多い理由はこうだったのか。イスラム教はもともとは寛容な宗教だったんだな。ヘーゲルの思想はマルクスにも影響与えたんだな...というような新たな知見の獲得はとても楽しいです。

 

3回ほど読み返しています。

 

哲学と宗教全史(著者:出口治明 2019年113冊目)History of Philosophy and Religion (Author: Haruaki Deguchi, 113th volume 2019) - Third-gig

 

11.5(ファイブ)5年後、あなたはどこにいるのだろう?(著者:ダン・ゼドラ)

 

5 (ファイブ)  5年後、あなたはどこにいるのだろう?

5 (ファイブ) 5年後、あなたはどこにいるのだろう?

 

 

 

本当に自分がしたいことは何なのか、考えるきっかけをくれる良本です。

読みやすく、デザインも秀逸なので子どもたちにも紹介したいでです。

 

一時期、私は寝る前にこの本を読んでから寝るようにしました。

 

5(ファイブ)5年後、あなたはどこにいるのだろう?(著者:ダン・ゼドラ 2019年111冊目) 5 (Five) Where are you five years later? (Author: Dan Zedra, 111th volume 2019) - Third-gig

 

11.「炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学」(著者:夏井 睦)

 

炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】 植物vs.ヒトの全人類史 (光文社新書)

炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】 植物vs.ヒトの全人類史 (光文社新書)

  • 作者:夏井 睦
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2017/10/17
  • メディア: 新書
 

 

この本を使ってダイエットに取り組んだ結果、見事8Kg痩せました。
糖質制限しすぎはかえって健康を損なうという記事もありましたので注意下さい。

 

「炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学」(著者:夏井 睦」読みました。(2019年100冊)」 - Third-gig


12.「戦後世界経済史」(著者:猪木武徳)

 

戦後世界経済史―自由と平等の視点から (中公新書)

戦後世界経済史―自由と平等の視点から (中公新書)

 

 

各国の経済史を歴史的な背景とともに書かれている内容が非常に読み応えがあり、印象に残りました。

私は資本主義や社会主義といったことをきちんと理解できていなかったのですが少しわかったような気がします。

 

「戦後世界経済史」(著者:猪木武徳」読みました。(2019年97冊)」 - Third-gig

 

13.知略を養う 世界と外交の世界史(著者:出口治明)」

 

 

知略を養う 戦争と外交の世界史

知略を養う 戦争と外交の世界史

  • 作者:出口 治明
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 2018/09/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

世界最悪の条約はヴェルサイユ条約と言われる所以を知ることができ大変勉強になりました。

 

相手を徹底的に叩くことは、かえって恨みも増幅して大きな反発を招くのではないか?

そう思うようになりました。

 

精神的なタフネスは豊富な知的財産によって培われる、という言葉が特に刺さりました。

 

知略を養う 世界と外交の世界史(著者:出口治明)」読みました。(2019年53冊) - Third-gig

 

まとめ

今年は歴史本を多く読みました。出口治明さんのファンなので、八重洲ブックセンターの講演会で間近に見るだけではなく、質問ができて嬉しかったです。

 

生物学に興味が湧いてきたので、生物の仕組みについて本を読んでみようと思います。

 

本記事がみなさまの読書ライフに少しでもお役に立てれば幸いです。