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Stats of My Life(おいしい人生を味わうために、コツコツとチャレンジしたことを書くブログ)

Project Hard Things #プロジェクトマネジメント

1月のシステムカットオーバーが終わりました。

 

要経過観察ですが、大きな山場を越えたというところで少しホっとしています。

 

去年の4月から始まったプロジェクトでしたが、いろんなことがありました。

(詳細割愛)

 

チームメンバーがメンタル的・フィジカル的に誰もダメージを受けることなく、今まで付いてきてくれたこと、感謝しています。

 

特に新人の子の成長は著しかったです。

 

もともとのポテンシャルが高いというのもありましたが、成長機会があるとグングン成長する姿を目の当たりにしました。

 

ただ、ここで言う成長機会は事前にお膳立てしたようなライトな機会ではなく、トラブル対応など、緊急性や重要性が高い機会です。

 

しかも、それを自分1人でリードしないといけないという状況は、あらゆるスキルやスタンスを向上させることがわかりました。

 

例えば、あるシステムの障害が発生した場合はすぐに問題の切り分けをするために、まずはハードウェアやネットワーク、アプリ等のログ解析に入ります。

 

次に問題の原因が特定できたら暫定対処と恒久対処を即練って、ステークホルダーと合意します。

 

そして、問題がきちんと解決されるまで関係者と蜜にコンタクトを取りながら進めていく。

 

さらに、複数のシステムが絡み合うような巨大システムとなると指数関数的に複雑性・難易度は増して、自社開発製品とは違ってログを取得したり、データ解析するのにもひと手間かかります。

 

つまりは解決までのスピード感が落ちやすいのですが、影響範囲を最小限にするためにはどんな動きをすべきなのか?を瞬時に判断する必要があります。

 

こういった機会を狙って新人の子にお願いしたわけではないですが、結果的に動かざる負えない状況下で本当によく対処したなと感心しました。

 

本人も

「危機的状況だったのでガムシャラだったけど、あの期間は覚醒したような感覚がある」

 

って言っていたのが印象的でした。アドレナリンが出ている状況ですね。

 

私も過去1番成長したときって「自分しかできる人おらん!」みたいな状況下でガムシャラに動いたときだったと思います。

 

ピンチはチャンスって言葉がありますが、捉え方次第ではピンチは成長機会にもなるし、真摯に立ち向かえばお客様との信頼を逆に勝ち取ることもできると思います。

 

ピンチは未然に防ぐもので、ないことに越したことはないですが、ピンチではリーダーシップといったスタンス面や問題解決に必要なスキルがダイレクトに問われます。

 

責任回避に終始する人や、トラブルに携わりたくないって露骨に空気感を出す人も一定数いますが、お客様のことを第一に考えて率先して手を上げて、対処しようとする人には可能なかぎり問題解決を手伝って欲しいと思います。

 

私自身はこのプロジェクトに携わって、自身の手応えと課題が明確になりました。

 

手応えとしては自分のプロジェクトの推進手法はどの事業でも通用するんじゃないかと確信を得たこと。

 

プロジェクトはそもそも再現性が難しいものが多いので、一概には言えないかもですがプロジェクト全体感を把握して、どこが問題か。問題となりそうか?

 

問題の早期発見したら、解決に向けて多くの関係者を巻き込んでゴリゴリ進めていく自分のスタイルは、今回のプロジェクトには特にハマっていたと思っています。

 

また、関係者にいかに気持ちよく動いてもらえるか?といったコミュニケーションスキルも、日本でしか通用しないかもですが、ある程度通用することも確信しました。

 

一方、課題としてはシステム理解・業務理解は足りないところはあることはもちろん、今後のToBe。つまりはグランドデザインを描いて、それを実現するための計画を策定する力です。

 

プロジェクトを遂行者と計画者に分類するとすれば、私は後者に必要なスキルがまだ足りないと感じています。

 

このあたりを今後はもっと勉強したいと思います。

 

2月もまだ残課題はありますが、1月の大勝負を少し乗り越えたので自分を少し労りたいと思います。

 

お疲れ様でしたっ。