他の戦争映画とは異なります。
確実に重大な損害を受ける1人の少女を救うか、将来高い確率で発生する(確実ではない)80人の人々を救うか。
究極の選択が迫れるなか、軍人上層部・軍人実行者・法務大臣・外務大臣など様々な人の心理が錯綜するシーンは面白かったです。
重大な意思決定をする、ことの難しさを感じました。
リーダーシップが必要だと思います。
私見では事前に意思決定プロセスを決めたとしても、判断基準をいくら設けても必ず
本映画のような「例外」が出てきます。
そのときに、どうするのか?
必要なのは強いリーダーシップと決めることを決める、だと思います。
戦争を経験した人からすれば人の命以上に重い意思決定はないと感じるものの、
仕事でも重大な意思決定をできる訓練は実践でしか培われないですもんね。
そんな観点でこの映画を観ると面白いかもしれません。
オススメです。