郵政不正事件で逮捕されたものの、冤罪となった著者の本です。
イチ当事者から、見える検察官の取り調べや事件の思いが赤裸々に書かれていて
本の内容に引き込まれました。
取り調べでは、弁護士もいない状態では検察官というプロとでは
素人は全く勝負にならないそうです。
言葉尻を捉えられたり、誘導があったりします。
自分の意思をしっかり持っていないと「流されてしまう」怖さを知りました。
後半は日本社会の課題に対して著者の活動が書かれています。
ご自身の辛い経験をバネにして、必死に社会を良くしようとするアクションには
胸を打たれました。
良本です。