政治学の第一線にいる著者が論じる民主主義の考察は深く、正直なところ一読しただけでは自分は理解できたとはいい難い。
ある程度の民主主義や政治史にリテラシーがないと、本書の内容についていけないような気がします。
とはいえ、ときには自分が不断接しないような、頭から煙が出るような本を読むことも重要だと思います。
そういうときこそ、自分に新しいインプットがされている証拠だと思うので。
1.自由主義と民主主義の関係
2.民主主義における多数と差異の問題群
3.いわゆるポピュリズムおよびポピュリズム的相貌を伴っている最近のナショナリズムと民主主義との関係
4.ポスト新自由主義時代における主体性の変容(あるいはゆらぎ)との関係での民主主義思想
もう少し自分が勉強し直してから再チャレンジしたいと思います。