正解がない問題をどのように解くのか?
本書では出口さんなりの見解が述べられていますが、それすらも一意見として捉えて、自分なりの見解を持つことがもっとも重要だと考えます。
個人的にはACP(アドバンス・ケア・プランニング)という言葉を知ることができて、良かったです。
そろそろ、自分が万が一のことが起きたときに家族に迷惑がかからないよう、
例えば、自分が昏睡状態のような自己意思決定ができない状態が1ヶ月続いた場合は延命措置は不要とする
とか決めておきたいと思います。
日本の論点は次のキーワードをもとに基礎知識と出口さんの見解が書かれています。
興味ある方は是非一読ください。
・コロナ
・働き方
・気候変動
・憲法9条
・LGBTQ
・ネット言論の規制
・少子化
・日本の移民&難民
・核
・AI
・がん治療
・経済成長
・自由貿易
・投資
・教育
・公的年金
・財政赤字
・民主主義
・海外留学
【学んだこと】
・民主主義の前提は大人数の人を長期間だまし続けることはできないという経験則
・大衆民主主義がポピュリズムに陥ると社会の劣化につながる
・労働生産性を上げて給与を増やし、働き方改革を行って長時間労働をなくすことが大切
・長く続いてきた伝統や慣習には、矛盾や不合理なところはあっても、全体として正しいところはある
・財政ファイナンスは禁じ手 放漫主義につながる
・No.2が力をつけてくると、No.1と喧嘩が始まる
・歴史上、悲観論は全敗している
・批判には一定の質が求められる
・メディアは徹底的なファクトチェックを