寺西重郎氏(一橋大学名誉教授)の米中の「文明の対立」を社会構造から分析した記事は面白かった。
要点は下記3点
・個人の社会経済観が社会の秩序付け規定
・西洋社会の法治に対し中国は人治が基本
・地球的課題での協働と相互の尊敬が必須
まず、西洋的なルールや法制度は自由・人権・民主主義といった啓蒙的価値から成り立っています。日本もこの西洋のルールや法制度を倣っています。
一方、歴史の本を読むと中国は超中央集権国家です。あれだけの領土や人をまとめるには強い「人治」が必要。そして、それで社会が成り立っている。
となると、西洋のルールや法制度とは親和性がないので、対立が起きやすいと理解しました。
どちらにしても双方が歩みよるためには、両国の歴史や社会の理解は欠かせないと理解しました。
久しぶりに記事を切り取って、熟読しました。