どんなに優秀で学業ができても、大学やビジネススクールでは教えてくれないことがある。それが「人の扱い方」だ。
本書ではピープルマネジメントとして7つを紹介していますが、小難しい理論を述べられるよりもわかりやすく、腹落ちしやすい内容でした。
なんとなく、自分が大事にしようとしているマネジメントのスタイルの理想形だったので共感することが多かったです。
一方で、チームを危険に導くようなスタッフがいた場合は早めに排除する、というのは冷酷なように感じるかもですが、違う方向に組織を誘導されてしまうことのリスクを考えれば必要なことかもしれません。
改めて本書を読んで、チームに誰をジョインするかが大事なことを再認識しました。
・一人ひとりの状態を把握しているか?
・各個人の個性を引き出しているか?
└だれをメンバーに選ぶかで、チームの成否が決まる
└前向きな考え方の人間を選ぶ
└それぞれの部下に、それぞれのやる気が生かせる仕事を与える
・自分のビジョンがうまく伝わっているか?
└一人ひとりが何のためにここにいるのか、その存在意義を伝える
└相手の可能性を信じ、目標を高く設定する
・彼らが安心して働ける環境をつくっているか?
└情報は隠さず、きちんと伝える
└チームを誤った方向に導くものは、早めに排除する
└仕事をローテーションさせ、チャンスを均等に与える
└つねに自分の姿を示して、彼らを安心させる
・自ら先頭に立ってチームを導いているか?
└自由を与えながらも、境界線は明確に示す
・ときには毅然とした態度を取っているか?
・人として愛情を持って、彼らに接しているだろうか?
ピープルマネジメントに興味がある方はオススメです。