リーダーシップに興味があったので読んでみました。
本書の目的が、下記自分が知りたい内容だったのでとても勉強になりました。
1.そもそもリーダーシップとは何か?
2.リーダーシップを発現させるファクターは何か?
3.どのようなプロセスでリーダーシップは発現するのか?
4.リーダーシップを意図的に開発するにはどのような施策が必要か?
ちなみに、著者はリーダーシップとマネジメントの定義を下記としています。
リーダーシップ:人の心にはたらきかけて、啓発と動機づけによって人を動かす
マネジメント:ルールや制度を組織メンバーの行動に適用し、組織集団を動かす
すなわち、マネジメント能力とリーダーシップはスキル要件が違います。
リーダーシップが発現するためには次の4つのファクターが必要とのことです。
・コミュニケーション
・リーダーシップコア
└Capability(チームを成功に導くことができる能力)
└意思決定力・実行力・コミュニケーション力
└Humanity(この人と深い関係性を持ちたいと思わせる人格)
└愛情・倫理
└Consistency(一貫性)
└時間的・関係的・状況的
・ケミストリー
└関係者との相性
・クリエイティビティスペース
└クリエイティビティスペースが大きく、自発性と自己決定権が大。リーダーシップが発揮させやすい
シンプルに言ってしまえば、この人についていけば大丈夫と思わせるだけのスキル的・人格的・環境的要素を兼ね備えていることが重要だと理解しました。
確かに、とある企業ではリーダーシップを発揮するよう従業員に発破をかけても、リーダーシップが発揮されないケースに、そもそもクリエイティブスペースがないパターンもありますよね。
つまりは、自己決定権が小さい環境下では、むしろリーダーシップを発揮しようとすると周りに厄介者扱いされる可能性もあります。
そういった意味では、組織体制と運営が未成熟であることが多いベンチャー企業だと、リーダーシップは発現しやすいかもしれません。
リーダーシップが求められている場合には、まず4つのファクターがどうなのか?という分析が必要です。
AIの発展によって、非定型かつ創造性を要求される業務を私達は専らに担わざる得なくなってきました。
非定型的な仕事だとマネジメントの重要性は下がりますが、リーダーシップの必要性が増してくることが予想されます。
では、リーダーシップを養うためにはどうしたらいいのか?
私は多くの事案を可能なかぎり自分で決める。それを周りに説明して納得してもらう。そして、実行する経験を増やすことが最重要だと考えます。
難易度が高く、多くの関係者が絡む事案であればあるほど、関係者から厳しい指摘を受けることもあると思います。
それも一つの糧として、自分なりのリーダーシップ論を構築していくことが重要だと思います。
余談ですが、ChatGPTにリーダーシップについて、質問をしてみました。
回答おもしろいです。
私は歴代のリーダーシップを発揮した人だと、初のアルプス山脈を越えてローマを震撼させたハンニバル・バルカ。
軍事的才能、政治改革、文化的影響をもち、フランスに新しい国家をもらたしたナポレオンかなと。
<ChatGPT>
Q.リーダーシップって何?リーダーシップがあった人物を教えて
A.リーダーシップとは、組織やグループのメンバーを指導し、動機づけ、目標に向かって働くように導くことを指します。リーダーシップは、指導力、決断力、人間関係の構築力、信頼性、チームビルディングなどの能力を必要とする複合的なスキルセットです。
代表的なリーダーシップがあった人物としては、以下のような人物が挙げられます。
ネルソン・マンデラ:南アフリカの反アパルトヘイト運動家で、初めての黒人大統領。非暴力的な手法で闘い、白人支配に対する人種間和解を実現することで、南アフリカの民主化に貢献しました。
ジョン・F・ケネディ:アメリカ合衆国第35代大統領で、キューバ危機を解決するために、決定力のある指導力を発揮しました。また、人種差別撤廃に向けて強いリーダーシップを発揮し、公民権法案成立に貢献しました。
ジャンヌ・ダルク:フランスの農娘で、15世紀に百年戦争中のフランス軍の指導者として、フランスを勝利に導きました。彼女の尽力により、フランスは英仏同盟軍に勝利し、百年戦争は終結しました。
これらの人物は、様々な状況下でリーダーシップを発揮し、その結果、大きな成果を上げることができました。