GW中にこの本を読んで、衝撃を受けた。
というのも、自分が何か葛藤を感じながら日々を過ごしていることに対して「答え」があったからだ。
「答え」は見つかった。あとはそれを自分がどう残りの人生で表現していくだけだと思う。
岡本太郎の下記幸福論は非常に共感。
『僕は「幸福反対論者」だ。幸福というのは、自分につらいことや心配なことが何もなくて、ぬくぬくと、安全な状態をいうんだ。ニブイ人間だけが「しあわせ」なんだ。僕は幸福という言葉は大嫌いだ。僕はその代わりに、「歓喜」という言葉を使う。危険なこと、つらいこと、つまり死と対決するとき、人間は燃え上がる。それは生きがいであり、そのとき湧き起こるのが幸せではなくて「歓喜」なんだ。』
周りを見渡せば苦しんでいる人は多くいること。また、"生きている"自分と闘っている人は決してぬくぬくなんてしていない。真剣そのものだ。
実際、多くの映画やアニメなんかで生死をかけた戦いみたいに、上記を表現しているものが多い。
それに熱狂し、共感するのは実は本能的にはみんな岡本太郎の言葉がわかっているんじゃないかなと。
けど、それは作られたフィクションであって自分ではないし、いざ行動するとなると理性(既存の価値観)がそれを否定するから面倒くさいことになる。
「安全な道はこっちだ。無理に危険を犯す必要はない。失敗したらどうするんだ。」
ある種の呪縛にも似た考え方がべったりこびり付いているような感覚だ。
私自身はなんとなく言語化できなくて、モヤモヤしていたものが本書でクリアになった。
この本に出会うことができて有り難いと感じました。
おすすめです。