Amazonプライムリーディングで読んでみたら、いろんな植物が進化して現存している理由が本書には書かれていて、とても勉強になりました。
花に色をつけることで虫を引き寄せたり、さらには特定の色に反応する虫のためだけに花を黄色にしたりと奥深いです。
いろんな環境に適合して生存できるうように植物が進化している様は、あたかも植物にも物事を考える脳があるのでは?と思ってしまうほどです。
光合成を行うとどうしても廃棄物が出てしまいます。それが、酸素です。酸素は生き物にとって必要な命の源ですが、もともとは、あらゆるものをさびつかせてしまう毒性物質です。ところが、酸素の毒で死滅しないばかりか、酸素を体内に取り込んで生命活動を行う生物が進化を遂げました。それが私たち動物の祖先となる動物プランクトンです。酸素は毒性がある代わりに、爆発的なエネルギーを生み出す力があります。そのため、酸素を手に入れた動物プランクトンは、強力なエネルギーを利用して、活発に動き回ることができるようになりました。そして豊富な酸素から作られるコラーゲンによって、体を巨大化することができるようになったのです。まさにSF映画で、放射能のエネルギーで巨大化した怪獣さながらです。植物が地球環境を変えたそれだけではありません。光合成によって大気中に放出された大量の酸素は、地球環境を大きく変貌させました。酸素は紫外線に当たるとオゾンという物質に変化します。こうして酸素は、大量のオゾンとなり、やがてオゾン層を形成したのです。
人間は植物がないと生活が成り立たないにもかかわらず、植物が住みにくい環境を作ろうとしている、、、この矛盾がまさに環境破壊です。
こう考えると人間は思ったほど賢い動物ではないのかもしれない。
合理的・論理的な判断はA.Iの方が優れている感じがするので、いつか政策検討から決定までA.Iがする社会が来るかもしれないです。